Hey, Siri 執筆者→小笹諒介@代表(2022.04.02更新)

プロローグ→今回の経緯

iOSに搭載された人工知能、その名はSiri

Siriが初めてiOSに搭載されたのは2011年。なんと10年以上、前のことである。

ところでみんなは、Siriのこと、どのくらい、知ってる?

僕は、何も知らない。Apple信者として、それはまずいんじゃ…。

良きは残し、悪しきを切るAppleの哲学からして、コイツは「有能」と判断されたから、切られずに残ってる。にも関わらず、僕たち日本人の99パーがSiriを使ってないんじゃないか?だって使ってるヤツ、見たことないもの…。

それは僕らが間違ってる。そうに決まってる。Appleはいつだってそうやって、僕らの予想を良い意味で裏切ってきた歴史があるからだ。

というわけで今回の探求ログは、Siriを使い倒して、Siriと仲良くなろう!がテーマです。

捕捉情報

僕は大学生の頃からずっとiPhoneユーザーで、Apple製品大好きなわけですが、去年の3月にAndroidに鞍替えし(Androidのことも知っておかないと技術者としてまずいと感じたので)、今日、またiPhoneに戻ってきました。Android生活、辛かったです。。

実践編

まずはノーサーチで試してみる

Siriを呼び出すには、「Hey!! Siri!!」ですよね!

まず思うに、これ言うの恥ずかしいんですよ。だから日本人には流行らないんですよねー。

外人はこれ躊躇なく言ってるんですかね…

しかも無視されました。意味がわかりません。

というわけで、ノーサーチではさっそく限界。調べます。

設定が必要

めちゃ単純なことだったんですが「Hey Siriを聞き取る」をオンにしないと聞き取ってもらえないんですね!そりゃそうだ。

質問攻め

いろいろ聞かれます。

さて、準備ができたそうです。

音楽はかかる…が

音楽をかけて!と言うと、素直に音楽をかけてくれました。

勝手に厳選もしてくれて、有能!と思いきや…

その後、ガン無視されます。

どうやらSiriは、アプリケーションを起動させるまでが仕事で、それ以上のことはできない、使えないヤツみたいです。

エンジニアの世界で例えると、最初のリリースまでやって、そのあとの保守は丸投げでどっかに消えちゃうみたいな。いや仕様これどうなってんの?え、誰も知らない?え、じゃあ俺が調べるってこと?なんだこのくそコードはー!!?

ちょっとこの気持ち、エンジニアじゃないとわからないですかね。そんな感じです。

念のため他言語でも確認

日本人だからバカにされてんのかなーと思って、他言語でも確認してみましたが、同じでした。

これあとで動画見返したら、ちょっとこの時点でだいぶ、イラついちゃってますね…。

捕捉情報

実を言うと、当初思い描いていた今回の企画の最終ゴールは「スペイン語でSiriを操る」でした。みんなが仕事してるところで、いきなりスペイン語を喋り始めたら、ビビらせることできるな〜と思っていたんですが、そもそもSiriがこんなに使えないヤツだとは…。なんでも、やってみないとわからないもんですね!

結論!

Siriは使えないが…

Siriが不便なところ三選

・アプリケーションを起動後、指示がまったくできない(PC版では多少、できるっぽい)
・動かせるアプリが限定されている(Apple純正以外のアプリ、たとえばLINEなんかは何もできない)
・音声認識処理に時間がかかるので、結局、指で操作した方がはやい

かゆいところに手が届かない感じは否めなかったです。
どうにか利用シーンを考えたのですが、いまのところ思いつかず…

運転中や料理中など、手が使えない状況下での操作はある程度可能なので、そこが唯一の魅力ですが、できることに限りがあるので、結局は使えないと結論づけました。

ところが、コイツは使える!

ここで調査終了…と思いきや。

偶然にも、Siri以上に使えるヤツを発見しました。

それが「音声コントロール」です。Siri以上にマイナーだけど、Siri以上に使えるヤツを、発見しました!

iPhoneで「設定→アクセシビリティ→音声コントロール」の項目があるので、ぜひオンにしてみてください!

たとえば、ノータッチ撮影が可能

音声コントロールを駆使すれば、ノータッチ撮影も可能になります!ちなみにこの証拠動画、撮るの忘れてたので、後日、撮りました!夜なのでテンション低めです…

ここで初めてSiriが役に立つんだけど、iPhoneをスリープ状態から目覚めさせるのはSiriしかできないんで、そこだけはナイス!と思いました。

あとは音声コントロールのみですべての操作が可能です!てかね、音声コントロールはできることが無限すぎます。なにせ、自分でカスタマイズが可能です。そうなってくると、可能性、無限大です。はい、これは感動しました。

唯一の問題点

唯一の問題点としては、コイツ、英語しか聞き取れないっていう…

いやうちらiPhoneシェア率、世界ナンバーワンの国よ!?

この音声コントロール、なぜか謎にインド英語には対応してます。インドってiPhoneシェア率1パーとかしかないんですよ…それなのに。。

でも、音声コントロールはめちゃくちゃ有能なんで、次の機会にもうちょい深掘りしてみたいなーと思いました!

捕捉情報

ちなみに僕は留学経験者なので、英語はさほど苦ではないです!むしろ好きかな。

おまけ

家族でやってみた

今日、僕が初めて知ったことを家族にもシェアしてみました。

正しい英語が喋れていれば、iPhoneが反応してくれるし、発音が悪いと反応してくれない。

英語の良い練習になるし、iPhoneが声に反応するのが面白いから、子供たちも自然と惹きつけられて、英語を喋ろうと頑張ってくれます。

これは予期せぬ効果ですが、めちゃくちゃ良いと思いました。

子供たちが「ストーップ!」って言ってますが、なかなか反応してくれてないですね(笑) 最後は反応して、動画撮影が止まりました。

Siriと違って、音声コントロールは他人の声にも反応します。
これはシーンによって良くも悪くもですが、詰まるところ、英語にしか反応しないので、誤作動が起こりにくいという意味では、僕ら日本人にとって好都合です。

僕は今後、基本的にオンにしておこうと思っています。

ちなみに「Take a screenshot」って言うと、スクショが撮れます。これ、成功するとけっこう気持ち良いので、ぜひ試してみてください!