Siriが初めてiOSに搭載されたのは2011年。なんと10年以上、前のことである。
ところでみんなは、Siriのこと、どのくらい、知ってる?
僕は、何も知らない。Apple信者として、それはまずいんじゃ…。
良きは残し、悪しきを切るAppleの哲学からして、コイツは「有能」と判断されたから、切られずに残ってる。にも関わらず、僕たち日本人の99パーがSiriを使ってないんじゃないか?だって使ってるヤツ、見たことないもの…。
それは僕らが間違ってる。そうに決まってる。Appleはいつだってそうやって、僕らの予想を良い意味で裏切ってきた歴史があるからだ。
というわけで今回の探求ログは、Siriを使い倒して、Siriと仲良くなろう!がテーマです。
捕捉情報
僕は大学生の頃からずっとiPhoneユーザーで、Apple製品大好きなわけですが、去年の3月にAndroidに鞍替えし(Androidのことも知っておかないと技術者としてまずいと感じたので)、今日、またiPhoneに戻ってきました。Android生活、辛かったです。。
Siriを呼び出すには、「Hey!! Siri!!」ですよね!
まず思うに、これ言うの恥ずかしいんですよ。だから日本人には流行らないんですよねー。
外人はこれ躊躇なく言ってるんですかね…
しかも無視されました。意味がわかりません。
というわけで、ノーサーチではさっそく限界。調べます。
めちゃ単純なことだったんですが「Hey Siriを聞き取る」をオンにしないと聞き取ってもらえないんですね!そりゃそうだ。
いろいろ聞かれます。
さて、準備ができたそうです。
音楽をかけて!と言うと、素直に音楽をかけてくれました。
勝手に厳選もしてくれて、有能!と思いきや…
その後、ガン無視されます。
どうやらSiriは、アプリケーションを起動させるまでが仕事で、それ以上のことはできない、使えないヤツみたいです。
エンジニアの世界で例えると、最初のリリースまでやって、そのあとの保守は丸投げでどっかに消えちゃうみたいな。いや仕様これどうなってんの?え、誰も知らない?え、じゃあ俺が調べるってこと?なんだこのくそコードはー!!?
ちょっとこの気持ち、エンジニアじゃないとわからないですかね。そんな感じです。
日本人だからバカにされてんのかなーと思って、他言語でも確認してみましたが、同じでした。
これあとで動画見返したら、ちょっとこの時点でだいぶ、イラついちゃってますね…。
捕捉情報
実を言うと、当初思い描いていた今回の企画の最終ゴールは「スペイン語でSiriを操る」でした。みんなが仕事してるところで、いきなりスペイン語を喋り始めたら、ビビらせることできるな〜と思っていたんですが、そもそもSiriがこんなに使えないヤツだとは…。なんでも、やってみないとわからないもんですね!
Siriが不便なところ三選
・アプリケーションを起動後、指示がまったくできない(PC版では多少、できるっぽい)
・動かせるアプリが限定されている(Apple純正以外のアプリ、たとえばLINEなんかは何もできない)
・音声認識処理に時間がかかるので、結局、指で操作した方がはやい
かゆいところに手が届かない感じは否めなかったです。
どうにか利用シーンを考えたのですが、いまのところ思いつかず…
運転中や料理中など、手が使えない状況下での操作はある程度可能なので、そこが唯一の魅力ですが、できることに限りがあるので、結局は使えないと結論づけました。
ここで調査終了…と思いきや。
偶然にも、Siri以上に使えるヤツを発見しました。
それが「音声コントロール」です。Siri以上にマイナーだけど、Siri以上に使えるヤツを、発見しました!
iPhoneで「設定→アクセシビリティ→音声コントロール」の項目があるので、ぜひオンにしてみてください!
音声コントロールを駆使すれば、ノータッチ撮影も可能になります!ちなみにこの証拠動画、撮るの忘れてたので、後日、撮りました!夜なのでテンション低めです…
ここで初めてSiriが役に立つんだけど、iPhoneをスリープ状態から目覚めさせるのはSiriしかできないんで、そこだけはナイス!と思いました。
あとは音声コントロールのみですべての操作が可能です!てかね、音声コントロールはできることが無限すぎます。なにせ、自分でカスタマイズが可能です。そうなってくると、可能性、無限大です。はい、これは感動しました。
唯一の問題点としては、コイツ、英語しか聞き取れないっていう…
いやうちらiPhoneシェア率、世界ナンバーワンの国よ!?
この音声コントロール、なぜか謎にインド英語には対応してます。インドってiPhoneシェア率1パーとかしかないんですよ…それなのに。。
でも、音声コントロールはめちゃくちゃ有能なんで、次の機会にもうちょい深掘りしてみたいなーと思いました!
捕捉情報
ちなみに僕は留学経験者なので、英語はさほど苦ではないです!むしろ好きかな。
今日、僕が初めて知ったことを家族にもシェアしてみました。
正しい英語が喋れていれば、iPhoneが反応してくれるし、発音が悪いと反応してくれない。
英語の良い練習になるし、iPhoneが声に反応するのが面白いから、子供たちも自然と惹きつけられて、英語を喋ろうと頑張ってくれます。
これは予期せぬ効果ですが、めちゃくちゃ良いと思いました。
子供たちが「ストーップ!」って言ってますが、なかなか反応してくれてないですね(笑) 最後は反応して、動画撮影が止まりました。
Siriと違って、音声コントロールは他人の声にも反応します。
これはシーンによって良くも悪くもですが、詰まるところ、英語にしか反応しないので、誤作動が起こりにくいという意味では、僕ら日本人にとって好都合です。
僕は今後、基本的にオンにしておこうと思っています。
ちなみに「Take a screenshot」って言うと、スクショが撮れます。これ、成功するとけっこう気持ち良いので、ぜひ試してみてください!